彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「お前、宿題をエサにアピールしただろうー?」



(しゅく・・・はあ!?宿題!?)




嘘でしょう、まさか―――――――――――!?




「えっ!?それで誤解したんですか!?」

「うるせぇーよ。今さら違うって言っても、ルノアが全校生徒に呼びかけたからなー?」

「お前、ハブ決定だよ!」

「まぁ、一部で情報が遅れてて、お前に英英辞典貸しちまった馬鹿がいたけどさ~」

「え!?」


(それってつまり――――――!?)




考える前に、なにかが落ちてきた。




「死ね、バーカ!」

「え?」



バサバサバサ!


「え!?」




上から何かをかけられた。





ガタガタ!



「いたーい!?」




投げ込まれたのはそうじ道具。




「あははは!ばーか、汚い!」

「早く退学しろよ、地味女!」

「自殺は他所でしろよ!」



ヒドイセリフと共に、手を叩く音が響く。

そして、ほどなくしてドアの閉まる音と一緒に聞こえなくなった。

1人、トイレの個室にそうじ道具まみれで残される私。






「・・・・・・・・・謎はすべて解けた・・・・・・」






どうして、私の英英辞典がなくなったのか。

誰も英英辞典を貸してくれなかったのか。

なぜ、吉田さんの態度が急変したのか。




「・・・・・・・・・そんな理由で・・・・・・」




彼女はいると聞いていた。

興味がないので、真面目に聞いてなかった。



(――――――――――というよりも!!)




「見せてって言ってきたのは、あっち(飯塚アダム)の方じゃない・・・・!?」




〔★理不尽すぎた★〕




そういうのは良くないって、断ったよね、私!?

やんわりと、リピートしてお断りしたじゃない!?





(しつこく粘ってきたのは、飯塚アダムだろうがぁ――――――!?)





ふざけんじゃねぇぞ、ボケ!

私がアピールするのは瑞希お兄ちゃんだけよ!





(許さない・・・・・・・・・・!!)





理不尽な言いがかりに、強烈な怒りを覚えた。




〔★凛の怒りに点火した★〕