彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「なんかさー同じクラスの女が、フッチーの彼氏に色目使ったんだって!」



(彼氏?渕上さんのって・・・)



「アダム君でしょう!?めっちゃバカだよね~ルノア、キレてんじゃない?」

「キレてる、キレてる!学校やめさせたやるって、追い込みかけてるよ?」

「え~?いじめてんの?何日もつかな?」



「今、2週間目だってー?結構粘るよね~菅原凛!」




(え?)

菅原凛・・・?








「お前のことだよ、ブス!!」


ドンっ!!


「え!?」




大きな声と、大きな音にドキッとする。

反射的に見上げれば、ヤンキー女3人が覗き込んでいた。

その顔に思わず。





「う・・・・・きゃああああああああああああああああああああああああああ!!?出たぁ!!?」

(お化け―!!?)




人間じゃないと思って叫んだ。




〔★凛は本気で悲鳴を上げた★〕




驚く私に、化粧の濃い3人組も驚く。




「はあ!?出たって!?おい!」


「ちょ、あたしら、お化けかよ!?」

「ガチでビビられてんだけど!?」


「そ・・・・!」

(そりゃあ、ビビるわ!ガンつけながら、見下げてくる姿は貞子よりも怖いわ!!)




そう言いたかったが、びっくりして声が出ない。



〔★凛は苦情も言えない★〕




パクパク口を動かしていれば、その真意がわかったのか、舌打ちしながら彼女達は言う。



「マジムカつくぞ、テメー!?」

「アダム君に、こびやがって!」

「アバズレ!」


「ええ!?こびてませんけど!?てか、色目使ったとか、全くしてませんが!?」




不愉快な言葉で、やっと声が出た。

言い返す私に、彼女達は馬鹿にしたように笑う。