彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)






「でも・・・急にどうしたんだろう?」




私は、なにかまずいことでもしたかな?

今日のG組は、英語の授業はないはず。

私に貸して、自分が使えなくて困るってことはないはずだけど・・・?




(・・・・・次の委員会の時、話しかけてみよう。私の知らないうちに、彼女を傷つけていたのなら謝ろう。)




「ウィィイイ~~~ス!」

「やーめーろーよー♪」



ドンっ!


「あう!?」





再び衝撃。

カクン!と、片膝ついて倒れる。



「ばっか、お前~押すなよ~!」

「はははは!大当たりじゃんか~」

「早く食堂に行こうぜ~」



ぶつかってきたのは、ヤンキーの男子生徒。

私を倒しておいて、笑いながら行ってしまった。




「うう・・・・!」

(またしても、おのれ・・・・!)




なんだって今日は、よそ見してる奴が多いの!?

というか、私がボーとしてる!?




(そうだとしても、謝れよっ!!)




文句を言いたいのをまた我慢する。




「なんや~こけたんか、自分?大丈夫かいな?」




立ち上がっていれば、通行人が声をかけていく。




「うわ、汚ねぇーの!」

「早くどっか行けばいいのにね~」


(むう・・・!)




カチンときたけど、無視して立ち上がる。

スカートの汚れを払って歩き出す。

窓から顔を出している男女たちが、クスクスと笑っている。

私が前を通ったら、さらに大声で笑う。




(・・・・ホント、真面目に大人しくしてる生徒には不向きな学校だわ・・・・)




華やかさばかりが目立つ学校に嫌気がさす。

不快には思ったが、それよりも今は、友達を怒らせてしまったことの方が気になった。