「でも・・・急にどうしたんだろう?」
私は、なにかまずいことでもしたかな?
今日のG組は、英語の授業はないはず。
私に貸して、自分が使えなくて困るってことはないはずだけど・・・?
(・・・・・次の委員会の時、話しかけてみよう。私の知らないうちに、彼女を傷つけていたのなら謝ろう。)
「ウィィイイ~~~ス!」
「やーめーろーよー♪」
ドンっ!
「あう!?」
再び衝撃。
カクン!と、片膝ついて倒れる。
「ばっか、お前~押すなよ~!」
「はははは!大当たりじゃんか~」
「早く食堂に行こうぜ~」
ぶつかってきたのは、ヤンキーの男子生徒。
私を倒しておいて、笑いながら行ってしまった。
「うう・・・・!」
(またしても、おのれ・・・・!)
なんだって今日は、よそ見してる奴が多いの!?
というか、私がボーとしてる!?
(そうだとしても、謝れよっ!!)
文句を言いたいのをまた我慢する。
「なんや~こけたんか、自分?大丈夫かいな?」
立ち上がっていれば、通行人が声をかけていく。
「うわ、汚ねぇーの!」
「早くどっか行けばいいのにね~」
(むう・・・!)
カチンときたけど、無視して立ち上がる。
スカートの汚れを払って歩き出す。
窓から顔を出している男女たちが、クスクスと笑っている。
私が前を通ったら、さらに大声で笑う。
(・・・・ホント、真面目に大人しくしてる生徒には不向きな学校だわ・・・・)
華やかさばかりが目立つ学校に嫌気がさす。
不快には思ったが、それよりも今は、友達を怒らせてしまったことの方が気になった。


