「どうしたの!?もしかして、まだ調子が悪いの??大丈夫?」
「・・・のよ・・・」
「え?なに?聞こえないよ??」
「――――――――――――アンタの顔見ると、気分が悪くなるのよっ!!」
「・・・・・・・・・・・え?」
(私の顔を見ると・・・・?)
「―――――――――――――――死ね。」
「え!?」
突然のことに、頭も体もフリーズする。
そんな私を残して、バタバタと彼女は廊下を走って行った。
小さかったけど、教室に駆け込んだのが見えた。
「・・・・・・なんで?」
この間まで普通だったのに。
猫の話で、好きなドラマの話で盛り上がったのに。
(・・・・私、彼女に何か悪いことした・・・?)
ドンっ!!
「邪魔っ!!」
「あっ!?」
呆然と立ち尽くしていたら、誰かに背中を押された。
気を抜いていたので、足を滑らせ、前のめりで倒れる。
「痛っ!?いったぁ~!?」
それで、持っていたコピーが手から離れる。
スーと、走るように廊下のすべっていくが―――――――
グシャッ!
「あ。」
踏まれた。
「廊下の真ん中で何してんのよ!?」
「A組のくせに、G組にまで借りに来やがって!友達いないのかよぉ~?」
「迷惑でしょう~?」
ぶつかってきたらし女子が、笑いながら通過していく。
「・・・っ!!」
(この野郎!!)
謝りもしないで立ち去っていく女達にムカつく。
(なんあのそれ!?)
抗議しようと思って口を開くが―――――――
(やめよう・・・・)
私は菅原凛。
目立ってはいけない、普通の女子高生。
地味で真面目が取り柄の女の子なのよ。
(田淵がうろついてるかもしれないのに、凛道蓮バージョンで対抗したら、怪しまれちゃう!というか、目立つじゃない・・・)
諦めて立ち上がり、足型のついたコピー紙を拾う。
(くっそ~凛道蓮だったら、今頃携帯をたたき割ってるのに・・・・!?)
〔★凛道蓮じゃなくてもしてはいけない★〕


