移動中三井は、目前に迫ってる選抜祭に愛結が出られるのかどうかしきりに俺に聞いてたが、医者じゃないから俺にわかるわけない。
だが、ファインプレーをしたご褒美に前向きな言葉を三井にはかけてやった。
しっかりしてそうで意外と単純な三井はすっかり愛結が選抜祭出られると信じ込んでしまったな。
「三井、お前は劇場へ戻ってメンバーに説明しなさい。両親から原因聞かされてるだろ?」
「はい、過労でしばらく安静にと……」
「それをメンバーに伝えてくれ。ここの劇場はお前が仕切ってるんだから、責任者がいないと問題だろ?」
「しかし……」
「俺が付き添ってるから心配するな。何かあれば連絡するから。な!!」
「…………わかりました。お迎えが必要な時は連絡ください」
事情を知らないとは言え、これ以上秘密を抱える人間は増やしたくない。
だが、ファインプレーをしたご褒美に前向きな言葉を三井にはかけてやった。
しっかりしてそうで意外と単純な三井はすっかり愛結が選抜祭出られると信じ込んでしまったな。
「三井、お前は劇場へ戻ってメンバーに説明しなさい。両親から原因聞かされてるだろ?」
「はい、過労でしばらく安静にと……」
「それをメンバーに伝えてくれ。ここの劇場はお前が仕切ってるんだから、責任者がいないと問題だろ?」
「しかし……」
「俺が付き添ってるから心配するな。何かあれば連絡するから。な!!」
「…………わかりました。お迎えが必要な時は連絡ください」
事情を知らないとは言え、これ以上秘密を抱える人間は増やしたくない。


