幼なじみはアイドルの先輩

「ゆかりも見に来たの?」


「う……うん、見に来たよ。千夏、他のメンバーはスタジオ?」


「うん、みんないるよ」


千夏が気を利かせて扉を開けてくれた。


「おはようございます」


「おはようございます」


劇場の子は1ヶ所に集まってお喋りしてるんだ。


私らとは全然違うわ。


整列しようとしたけど、涼さんがしなくていいと言った。


その輪の中にめいっちとうっちーが違和感なくもうすっかり溶け込んでた。


「うっちー久しぶり。調子は?」


「う〜ん。可もなく不可もなくかな」


まだ私らを避けたい思いが強いのか、めいっちは私の目より足に目が。