「杏子さん来てるんですか?」
「旦那さんとご一緒よ」
荷物を整理してる美登里さんだけど、急いでる割には冷めてるような。
「旦那さんは仕事してるんですか?」
ひかるさんは正面からぶつかってくるね。
整理してる手を美登里さんは止めたよ。
肩が微妙に震えだしてる。
「なんとか居酒屋で。バイトだけどね」
「よかったあ!」
「その居酒屋で6回目の転職だけどね」
ひかるさんの勇み足で空気が凍り始めたよ。
私に目で訴えてるけど、火傷したくないです。
「だから、落ち着くまで杏子はひかるちゃんや他のメンバーに会いたくないって。その代わり、孫の写真撮ってくるから暇な時いらっしゃい。私もう行くから、気をつけて帰るのよ」
孫のことになると穏やかになるね。
秋のモヤモヤが気になるけど、ひかるさんが夕方から仕事らしいから、ご機嫌なまま送り出せてよかった。
「旦那さんとご一緒よ」
荷物を整理してる美登里さんだけど、急いでる割には冷めてるような。
「旦那さんは仕事してるんですか?」
ひかるさんは正面からぶつかってくるね。
整理してる手を美登里さんは止めたよ。
肩が微妙に震えだしてる。
「なんとか居酒屋で。バイトだけどね」
「よかったあ!」
「その居酒屋で6回目の転職だけどね」
ひかるさんの勇み足で空気が凍り始めたよ。
私に目で訴えてるけど、火傷したくないです。
「だから、落ち着くまで杏子はひかるちゃんや他のメンバーに会いたくないって。その代わり、孫の写真撮ってくるから暇な時いらっしゃい。私もう行くから、気をつけて帰るのよ」
孫のことになると穏やかになるね。
秋のモヤモヤが気になるけど、ひかるさんが夕方から仕事らしいから、ご機嫌なまま送り出せてよかった。


