幼なじみはアイドルの先輩

ママはお冷やを口に含んだ後また後ろを振り向いた。


私はどうも納得しない。


ママとマスターは口裏を合わせているのではないかと。


「まだ納得してない感じね」


ママにジロジロ見られるのもちょっと恥ずかしいなあ。


「新たな恋に目覚めるって人もいるかも知れないけど、ママはもう恋愛は卒業かなあ。その代わり恋愛に近い友達関係を男女関係なく続けていきたい。マスターとはまさしくそんな関係かな」


「お呼びですか?」


タイミングよくマスターがコーヒーとホットケーキを持ってきてくれた。


マスターがいると、私はどうしても言葉を発することが出来ない。


金縛りにあったような感覚になる。


ママより過剰に意識してる。