幼なじみはアイドルの先輩

駅の駐車場に車を停めて普段行くことのない裏通りに入っていく。


昔はお正月よく賑わったけど、いたるところシャッターが閉じられてる。


真冬にこんな寂しい光景目の当たりにすると、目から汗が出てきそうだよ。


「着いたよ」


着いたのはいいんだけど、準備中みたいだけど。


電気はついてるようだけど……え!?ママ入っちゃうの?


ママについてくしかないから、私も入るしかないよ。


「明けましておめでとうございます」


「人いないね〜」


「まだ正月だからな」


「しっかりしてよ。ここ潰れたら主婦の居場所がなくなるんだから」


「しっかりやっていきますよ」