幼なじみはアイドルの先輩

契約をまとめた夜、自宅に帰った直後にインターホンが鳴った。


「どうしたんですか!?」


まさかの努さん1人での訪問に嫌な汗がジワリと。


「ごめんごめん。文が会社の人たちと飲み会があるそうで送ってきた帰りなんだ。家に帰ると遠いからさ」


ここはおとなしく家に帰った方が平和なんですけどね。


しかし、当たり前のように入ってきた努さんを女1人のか弱い力で止められるわけもなく受け入れるほかなかった。


「コーラでもいいですか?」


「全然OK」


ラップ調の努さんに血圧が一瞬上がっちゃいました。


「今日はありがとうございます。俺の顔も立ったよ」


「こちらこそ」