「おはようございます」
裏口のいつもの警備員がいない。
若い兄ちゃんが初々しく敬礼するのには不謹慎だが笑いたくなった。
ほぼ顔パスで何気なく素通りしてたが、さすがに今日はそうはいかなさそうだな。
胸ポケットから通行証を取り出して新人アルバイト君にはっきりわかるように見せた。
「…………どうぞお通りください」
チェックする箇所なんかないのに、何をジロジロ何度も目を追ってるんだ。
エレベーターに乗り込むまでアルバイト君をチラチラと気になって様子を伺ってた。
「わ〜、閉めないで〜」
扉は完全に開いてるのに、小山内が猛スピードでエレベーターに突っ込んでくる。
裏口のいつもの警備員がいない。
若い兄ちゃんが初々しく敬礼するのには不謹慎だが笑いたくなった。
ほぼ顔パスで何気なく素通りしてたが、さすがに今日はそうはいかなさそうだな。
胸ポケットから通行証を取り出して新人アルバイト君にはっきりわかるように見せた。
「…………どうぞお通りください」
チェックする箇所なんかないのに、何をジロジロ何度も目を追ってるんだ。
エレベーターに乗り込むまでアルバイト君をチラチラと気になって様子を伺ってた。
「わ〜、閉めないで〜」
扉は完全に開いてるのに、小山内が猛スピードでエレベーターに突っ込んでくる。


