幼なじみはアイドルの先輩

目が覚めたら、居酒屋ではなく、私の自宅の玄関だった。


状況が全然つかめないんですけど。


靴は脱ぎ捨ててある。


荷物は廊下に転々と。


何かスースーするなあ。


扉は閉まってる。


冷える要素は何も……。


え!!やだ〜!!


…………下半身が…………。


下半身が素っ裸だ。


上半身はびくともしてないのに。


よく見たら、荷物と一緒に下着が……。


え?今太もも付近に手を伸ばしたら何か濡れてるよ。


嘘でしょ……。


……これは雨か、何かこぼして濡れたに違いない。


そんないかがわしいことなんか私の記憶が飛んでる最中にないです。


ひとまずシャワーを浴びて汗を洗い流した。