幼なじみはアイドルの先輩

北海道の姉妹グループの最終オーディション前に社先生行きつけの居酒屋に私が召集をかけられた。


忙し過ぎて20歳メンバーの飲み会計画が全く進んでない。


正直仕事絡みでアルコールを口にしたくないんだけどなあ。


私もそれなりに飲める口だと判明したから余計そう思う。


「お疲れ」


「お疲れ様です」


履歴書がテーブルにと、社先生の足元にと、狭い個室を占拠してる。


「飲むのか?」


「飲みます。神田さんに2時間後にここ来てくれと頼んであります」


せっかく飲めるんだから、ここは飲まなきゃやってられないでしょ。


社先生は麦焼酎水割りを。


私は芋焼酎ロックを注文した。