幼なじみはアイドルの先輩

今日はネジが1本外れてるんじゃないかと思わせるほどおかしさ満点のひかるはスルーすることにして、話題についていけそうにない菜穂に視線を向けた。


「菜穂はまだ飲み会は早いね」


「わかってる。あたしも欲しいよ〜」


寂しげな目を20歳の女子たちに振りまきます。


後ろめたいことはないはずなのに、どうしてうつむいてしまうんでしょう。


「菜穂さ、夜劇場でしょ?早めに劇場行って杏にお願いすれば?来年もお願いしますって」


「めいっち、冴えてる〜。どれどれお胸も冴えてるかな〜」


2人がじゃれあい始めたけどほっときます。


「早く劇場行きます。マジ交渉します。後輩たちのためにも頑張る」


力強く宣言し、菜穂はお先にスタジオへ。


うっちーとじゃれ合ってる2人の様子を少し見て、何も言わずスタジオ行こうと決めて2人を残して逃げ出した。