幼なじみはアイドルの先輩

油断してたうっちーが私めがけて軽く突進してきたが、余裕を持って受け止めてあげました。


うっちーって無臭だね。


香水臭い女の子よりははるかにいいけどね。


「こら、ひかるさん。おふざけはやめなさいよ」


「申し訳ない!」


大げさに頭さげて。


やっぱりまだ酔いが……。


まずは楽屋の中にみんな入った。


菜穂には悪いけどちょっと蚊帳の外だね。


「あたしらはお酒だよ」


めいっちはうっちーからどのタイミングで聞き出したかは言わなかったが、お酒グループってわけだ。


「でも、凄いですよね。なかなかやれることじゃないですよ」


「そうだね。本人にお返しのつもりで20歳のメンバー集めて飲み会でもしよ」


「賛成!絶対賛成!」