幼なじみはアイドルの先輩

特設ラジオブースにはすでにツネさんと社先生が仲良く談笑してた。


「お疲れ様です」


「ご苦労さん。さっきひかるちゃんがここ来てたんだ」


「そうなんですか!」


王者の余裕を見せつけてますね。


「水原、どうだ?劇場とは世界がまるで違うだろう?」


社先生、もうそれを言われる前から実感してます。


リハーサルと本番では雰囲気が一変するね。


お客さんが入って、中は薄暗いけど、ブルーの照明がアリーナ内を幻想的にしてるのがたまらなくいいね。


社先生とツネさんの間に座り、最終的な打ち合わせを済ませて本番まで3人であーだこーだ言いながら待った。


予定より5分遅れて選抜祭ランキング発表がスタート。


立候補メンバーが続々入ってきます。


私とツネさんでその模様をラジオで伝えて時に社先生にメンバーの解説をお願いするオープニングだった。