幼なじみはアイドルの先輩

眠気を覚ますのにバックダンサーはうってつけだった。


汗かいて、目が冴えました。


MCも任せることが出来たので、喉をむやみに使わなかった。


劇場から選抜祭会場へは渋滞もなくスムーズに到着出来た。


「メンバーに顔合わせる?」


選抜祭開始まで残り40分ほど。


ライブ終わって恐らく休憩中だと思うけど、初めて会場に足を踏み入れるからなあ。空気読めない奴と思われるのは嫌だし、今日は1度やらかしてるなあ。


「このままツネさんたちと合流します」


メンバーに会うよりも、ここではメインの仕事を最優先。当たり前だよね。


ラジオブースは関係者席の隣に作られてた。


記者さんたちは毎度のように真帆さんに丁寧に挨拶を交わす。


私は頭を下げながらブースに向かった。