幼なじみはアイドルの先輩

亨おじさんの申し出にママは目をキラキラ輝かせて首を縦に振った。


「この子は迷惑かけてないですか?ゴミきちんと出してます?」


「いいえ。きちんと身の回りのことちゃんとやってくれてるよ。ゴミ出しだってするし。ね!」


「はい。ちゃんとやってますよ」


向こうではゴミ出し当番だったから、都会に染まってしまってもうサボってるかと気が気でなかったんだろうね。


ママの心配を早く取り除くことが大事だ。


「きちんと規則正しい生活を送ってるから大丈夫だよ」


私が子供に優しく言い聞かせてるみたい。


ママは伏し目がちに頷いていたけど、やっぱ太ったね。錯覚じゃないね。