幼なじみはアイドルの先輩

「絆創膏貼ってますけど、2人仲良く蚊に刺されたんですか?」


「違う違う。軽い熱中症だよ」


見事に声が重なりあった。


「マジですか?」


「今年の暑さは異常だわ。杏ちゃんも気いつけや」


「杏ちゃんが倒れたら俺たちが面倒見る決まりだからね」


「そんなの決めました?」


「今決めた」


「ダメでしょツネさん。しょうもないオッサン2人とまだ未成年の女の子が同じ部屋にいること自体セクハラって呼ばれますよ」


「マジか鷲?そうなの?世の中厳しい〜」


「ツネさんと鷲津さんがまた熱中症になったら今度は私が面倒見ますよ」


「せびお願いします!!」


頭さけるのはいいけど、額までぶつけないで。


だいたいこんなコントみたいなトークしてから打ち合わせするのがお決まりのパターンになってる。