幼なじみはアイドルの先輩

「ご注文はどうします?」


誰もいないから店員さんが来やすい環境だし。


1人でアイスコーヒー飲み続けて早3杯。


もう飲み物はさすがに飽きてきたよ。


「じゃあ……チーズケーキお願いします」


人のよさそうな女性店員さんでよかった。わざわざお冷やを補充に来たついでの注文だよ。


向こうはまだアイスカフェラテの1杯目の半分しか減ってないのに。


「ところでさ、掲示板の未確認情報なんだけど……」


努さんは店内の様子をうかがってる。


私はあえて努さんと視線を合わせない。


「口じゃ言えないから文さんにメールで送るよ」


話し終わった直後、テーブルに置いてた文のスマホが振動した。


早速文が確認する。


特別動揺はしてないように見えるけど。