幼なじみはアイドルの先輩

「もう、何にもわかってないんだから。1日だけ役職代わる?やってられなくなるわよ」


大きくため息をついてメニュー表を覗きこみ、注文ボタンを押した。


「すいません!生4つ!!」


久留米がいないとわかると、榊は社内で抑えつけられてるストレスがこのような場所で爆発するんです。



半分残ってたビールをいとも簡単に飲み干した。


「最高!やっぱビールは旨い!!」


榊は空のジョッキを安西に差し出す。


長年の付き合いで性格を知り尽くしてる安西はニコニコしながらも素直にジョッキを受け取って隅に置いた。


榊の言う通り、立場が逆になれば安西のようなセリフが言えるだろう。