ガーネットを辞める話を食べながら聞いてくれてる方がこっちも気が楽でいい。
「食べながら聞いてください。社先生から来年選抜祭をやるとのお知らせを受けました。で、これが区切りだと思い、あたしは来年の選抜祭出て卒業することにしました。以上です」
食べながら聞いてるとは言え、2人に視線を合わすのが怖くて伏し目がちに言ってしまった。
少しは楽にはなった。
でも、この2人にドラマのような感動するシーンを演出するのはーー。
「…………杏、いきなりどうした!?」
おでんに夢中だった杏がいきなり箸を置いたかと思ったら、何も言わずに私を抱きしめた。
おでんの出汁の匂いで気づかなかったけど、香水の匂いがする。
これは……、ミント系だな。
「食べながら聞いてください。社先生から来年選抜祭をやるとのお知らせを受けました。で、これが区切りだと思い、あたしは来年の選抜祭出て卒業することにしました。以上です」
食べながら聞いてるとは言え、2人に視線を合わすのが怖くて伏し目がちに言ってしまった。
少しは楽にはなった。
でも、この2人にドラマのような感動するシーンを演出するのはーー。
「…………杏、いきなりどうした!?」
おでんに夢中だった杏がいきなり箸を置いたかと思ったら、何も言わずに私を抱きしめた。
おでんの出汁の匂いで気づかなかったけど、香水の匂いがする。
これは……、ミント系だな。


