幼なじみはアイドルの先輩

「とりあえず乾杯しましょう」


時間を置けばいい考えがーー。


社先生がウーロン茶を飲みほした。


ウーロンハイではないことはわかってるはずだけど…………。


我慢し過ぎですよ。


「生き返ったあ」


すかさず枝豆にも手を伸ばした。


店員さんを呼ぶにはさほど時間はかからないな。


「私の意見を言いますよ」


「どうぞ」


「ズバリ今回は沖縄がいいと思います」


…………何でしょう。2人のこの苦虫を噛むような冷たい視線が私をもろに直撃してる。


これは、孤軍奮闘を強いられることになりそうだ。


「どうして?」


「総帥、今の総帥の言葉お返しします」


「だって、奈未ちゃんは中学3年生だし、来年高校生だし、何かと難しいお年頃のまっ最中だし、沖縄は暑いし」


ゆかりから否定意見が相次いだ。


社先生も同調して相槌打つ。


2者択一ではないのか?