幼なじみはアイドルの先輩

「今の仕事ずっと続けたいけど、何があるかわからないし」


「麗奈は今の仕事が天職だと思う」


ニコニコ話を聞いてた百合が後押ししてくてた。


「百合に言われると……ちょっとごめん」


「久しぶりの目からあれか?」


「藍、そんなんじゃないから!」


身体はホントに素直で、麗奈の頬に汗が……。


すぐさまハンカチでそれを拭き取る。


「あたしたちは表のことしか今までしてこなかったし、違う世界を知ることで何か役に立つかも知れないし。だから、杏先生、ゴールデンウイークは楽しみにしてます」


「よろしくお願いします」


ハードルを少し上げられてしまった。


メンバーで裏方経験が多いのは私なんだけど……。


期待に添えられるよう努力するよ。