幼なじみはアイドルの先輩

「これはあくまで私の案ですので、これを参考にして話し合いをしたいと思いますが、劇場さんはいかがですか?」


安西代行に任せてあるので私からは何もない。


安西代行は資料をペラペラめくり、水を一口口に含んだ。


「今流れが来てますから、多少の無理も仕方ないんですけど、メンバーの数が想定以上に減ってるので、その配慮をしていただければ賛成します」


どんなプランになっても賛成しようと前もって決めてきたが、やはり、頭の中ではメンバーが少ないことがどうしても引っかかってくる。


正規に確実に昇格できる保証もないのが大きい。


本人たちの意思は絶対に変わらない。