幼なじみはアイドルの先輩

夏のオリンピック・パラリンピックが終わり、寝不足気味な私にお構いなくアマゾナイト運営会議が開催された。


スタッフを見渡しても明らかに寝不足の人なんていない。


缶コーヒーを多めに買ってよかった。


「おかげさまでアマゾナイトの注目度が春頃から増しました。ある意味チャンスだと捉えてます」


誰の目から見ても阿久津さんはシャープになってきてる。


でも、目があまりよろしくない私でも阿久津さんの白髪の量が増えてるのがわかる。


毎日プレッシャーなんだと。


それでも、まだ阿久津さんに不信感があるんです。


「それでですね。今年と来年が勝負と思いますので、私が考えた構想を言おうと思います」


今年は到着するなり、資料らしきものが机にあった。


アマゾナイトの今後に関しての企画書だ。


阿久津さんも細かい作業するんだと少しは感心しつつ企画書をペラペラと。