幼なじみはアイドルの先輩

まずまずの活躍をひかるはしてる。


やはり歌唱力が長生きするための武器になるなあ。


「もうデビューしてそんなに経つんですね。もうここで社先生と怒鳴り合いの喧嘩するメンバーなんていないですよね」


「一応水原がその才能あるはずなんだけどなあ」


「先生、ここで昔を蒸し返すつもりですか?」


「俺は蒸し返すつもりはないぞ」


「あたしにはそのように見えましたけど」


フォローするひかると、それに応戦する俺の姿を杏は楽しそうに眺めてる。


何も喋らないのに杏のペースに引きずり込まれたみたいだ。


「ま、冗談はこのへんで」


「あたしも冗談ですよ。早く社先生と杏の話を聞きたいですから」


「そんなに興味あるのか?」


「ゆかりと社先生との話し合いよりはるかに面白いですもん」