幼なじみはアイドルの先輩

面白い雑談はここまでで、ここからはアンバサダーモード全開だ。


覚悟はしてたけど、予想以上の置いてきぼり感だ。


メインである私や修さんが相槌が打てなかった。


「大丈夫ですか?私熱すぎてません?」


「全然大丈夫。どうぞ続けて」


宣伝のレベルにはちょうどいい。


あまりにも杏が滑らかに語るから、時々気持ちよくなる。


大人数の前でうとうとはまずいから、こらえるのに必死だ。


「もし、来年もアンバサダーのお仕事を続けさせていただく機会があれば、ゲームショーのメインイベントゲーム大会の地方予選から出場させていただきます。総帥、メンバーにも打診してあるのでその時はよろしくお願いします」


あのメンバーのことだなってすぐに思い描いたよ。


本業に影響ないようにしてくれればいいよ。