幼なじみはアイドルの先輩

「あ!みんな!来てたんだ」


下手くそだなあ。


もうちょっと感情を込めないといけないのに。


ドラマのオファーがないのはこのせいですね。


やはり神田さんは私をただ見てるだけじゃなかったね。


「総帥!!これはまた」


華澄が意外そうにしてるね。


しかし、私にとってここはアウェーには変わりない。


私が声をかけたのに、完全にリラックスしてるもん。


「仕事で来てるんだけど、そっちは休みだよね?」


「うん。あたしらは十分満喫してるよ。ねー」


「ねー」


こんなふざけた感じ仕事場では見せない5人衆なのに。


ホームグラウンドはここじゃないんだぞ。