幼なじみはアイドルの先輩

大事なところで社先生しくじったな。


「それで、どう仲裁したんですか?」


「え?言いたくなかったが、奈未よりかわいくてスタイルよくて歌もダンスも上手い子がオーディションにゴロゴロいるから、今のままではただ参加するだけになる。どうしてもオーディション受けたいのなら、きちんと中学校生活を終わらせてから1度チャレンジしてみなさい。それまでに自分を磨いておくようにって」


「言いましたね~」


「それで奈未はまた泣いてしまって遅く」


いい頃合いに飲み物が運ばれてきた。


2人で乾杯の後、社先生はウーロン茶をおいしそうに飲んだ。