幼なじみはアイドルの先輩

「調子に乗るな!まだインディーズで日が浅いのに、彼女たちに無理な負担をかけさすな」


「…………すみません」


「どうぞ続けて」


社先生が阿久津さんを咎めた。


さっきまで人生バラ色だった阿久津さんの顔が青ざめていってる。


やっぱり社先生って凄いんだなあ。


見る目が変わりそうだ。


いくつかの報告の後、問題の議題に入った。


「アマゾナイトが今年の選抜祭に参加について何か意見でもありましたら」


みなさん阿久津さんと目と目が合うのを避けてる。


みんな賛成じゃないの?


拍手ぐらいあってもいいはずだよ。


「いいですか?」