幼なじみはアイドルの先輩

でも、沙保さんがいるってことは……。


「謙介さんが見当たらないんですけど」


「謙介君は、サブローさんとスタジオに缶詰みたい」


「そうなんですか」


「ちょっと待ってね」


沙保さんはノートを開き、1枚破り何やら書き始めた。


「はい」


「……そうですか……」


忙しそうに見えて、仕事終われば彼女とデート出来るんだね。


今日が大事な日なら会議どころではないね。


「若いっていいねえ」


メモを見た安西代行が呆れ果ててた。


「そろそろなんだけどなあ」


沙保さんが室内の掛け時計を気にし始めた。


メインの3人さんがいまだ到着してないです。