幼なじみはアイドルの先輩

梅雨のはずなのに、どんよりした曇り空の日々だ。


朝起きると、夜中に降った雨で道路は濡れてる。


太陽が顔を出さないから、濡れた地面に注意を配れる。


しかし、不注意とは無縁の真帆さんが足を滑らせた。


スカートじゃなかっただけでもよかったのかな。


膝を擦りむいた姿は目をそらしたくなるから。


「大丈夫ですか?」


「昨日新しいヒール買おうかかなり迷って買わなかったんだけど、買うことにするわ」


運命に逆らった真帆さんは、1日遅れだけど従うみたいだ。


私の場合は……どんな罰が与えられるのでしょう。