幼なじみはアイドルの先輩

ガーネットがこの先躍進もしくは停滞、低迷に陥った場合にどちらでも対応出来る準備は必要だ。


俺みたいな昔ながらのイケイケスタイルをいまだに現代に持ち込んでいては……。


「2人には、制作に大いに関わってもらいます。いい作品が生まれるよう力を尽くしていきます」


桂木が俺の手を引っぱる。


「よろしくお願いします」


俺がそれ言って握手するはずなんだがな。


「後は劇場側の人間に承諾だな」


「そうですね。食事会では失礼のないようにします」


「食事会?」


杏の顔がよぎる。


どういうことだ?