幼なじみはアイドルの先輩

「ここのゲストにでもブッキング出来れば文句なしだったんだけどなあ。それを言いに今日は来た」


「そうなんですか!?」


「…………それと、アンバサダーもやる側になれるよう話をつけてくる」


「えっ!!」


イクメンの貫禄に、全てが上手くいくのではないかとつい希望を持ってしまう。


「やりたくてウズウズしてるよね?」


「してます!!」


「ガチで予選からやりたいよね?」


「やりたいです!!」


25歳にもなる大人の女性が、小学生並みの返事をしてる。


小学生でもこんな返事しないか。


「よし!期待して待っててね。上手くまとまったらメールするよ」


努さんのキリッとした姿に上手くまとまると確信を持てた。


文はいい旦那様に巡り会えたわ。


人をみる目を私も養わないといかんなあ。