幼なじみはアイドルの先輩

「おお!梓さん、お帰り」


誰もいないはずの楽屋に仕事帰りの梓がソファーで脱け殻気味に寝そべってた。


「いらっしゃい」


ステージに比べると、ここは吹雪いてるよ。


「やらかしたわ〜」


「やらかした?」


「今日の収録調子が最悪だからやらかしたの〜」


そっちのやらかしね。


どの程度の調子かはわからないが、笑いを取っても微妙な笑いしかなかったとか?


「公演観るの?」


「観るよ」


「夜はあたしと夜の神戸に付き合ってください」


「もちろんです」


「10分寝るから、時間来たら起こして」


ステージは結構大変なんだけどなあ。


…………と、私が心配してるわずかの間に梓のいびきが。


夜の話のネタは梓の寝顔で決まりだわ。