幼なじみはアイドルの先輩

警備員が嫌々近づいて来るよ。


…………俺を不審者扱いしようとしているよ。


「ダメです!追い出さないでください!」


警備員は立ち上まり、サブローに軽く頭を下げた。


「お疲れ様です。どうしてここに?」


「男の1人旅だよ。で、噂でご当地アイドルがいるって聞いてやって来たけど、サブローがプロデューサーなんだよな?」


「そうです。アクアグループからは離れたアイドルです。インディーズですからみんなそれなりに好き勝手やってますよ」


「アクアよりテンション高いなあ」


「そうですか!?気のせいですよ。紹介しますので来てください」