夜中、厠に起きた



庭に人影を見つけ、目を凝らす



渉?




雲の切れ間から、指した月灯りで

ハッキリと渉だと、わかったとき

渉も俺に気づいた



渉「へへっ 早く寝たから、目が冴えちゃって!」


そりゃそうだな


土「少し話すか」


渉「はい」


俺達は、庭を歩くことにした


くだらない話をして、笑った

冷たい風で、渉がぶるっと震えた


土「戻るか?」


渉「そうですね」




戻る途中



渉「土方さん……」

土「ん?なんだ?」




渉が真っ直ぐに俺を見る

だから、俺も真っ直ぐに見た




どれくらい見つめ合ったかわからないけど

渉「なんでもないです!おやすみなさい」



言い逃げしていった




いつか、渉が話してくれるのを待つしかねぇな!!