*武士の花*~花は桜木、人は武士~

近藤さんが亡くなったことは、内緒


桜「はい、近藤さんからの文」


沖「ありがとう!!
……桜、近藤さんどこに移されたのかなぁ?」

桜「わからないの、ただ……危ないから
もう…会いに来なくて良いって」

沖「近藤さんは、強い人だ!!うん!
大丈夫!!」

桜「うん!大丈夫!!」


どうか…… この嘘がバレませんように



近藤さんから、沖田への最後の手紙には

〝総司、桜を頼む〟


その優しさが、嬉しかった


少し、沖田が羨ましかったから


私も近藤さんに心配されてることが嬉しい


桜「総司さん、よろしくお願いします」

沖「近藤さんに頼まれたら、頑張るよ
ゲホッ ゲホッ こんなだけど」

桜「私が逝った後、総司さんが心配…」

沖「じゃあ、逝かなきゃ良いじゃない」

桜「子供かよ!!」

沖「クチ悪!!土方さんに嫌われるよ?」

桜「うぅ」


土方さんを出すことないのに!!!


沖「あははっ 桜、土方さんに弱い!!」

桜「そりゃあ、すみませんね!!」

沖「本当、僕のお嫁さんになりなよ?」

桜「殴られたいのか!?」

沖「もぉーこわぁーい!!」



私達は、それなりに幸せに暮らした




沖田は、近藤さんを想い

私は、土方さんを想い



戦とは、無縁の静かな日々



2人して、寝込むようになった

時々、来てくれる良ちゃんが

もう……2人暮らしは無理だろうから

おいでって言ってくれた


私は、家の掃除をして、少ない荷物をまとめた


桜「総司さん」

スースーと気持ち良さそうな沖田が

縁側で寝てた


私も、日なたぼっこしよう


沖田の隣に寝転がる


あったかい


すごく気持ちがよくて、すぐにウトウト