*武士の花*~花は桜木、人は武士~

七「そっ……その手には、のらない!!
だいたい!!土方さんが、私に恋とか
あり得ない!!そうだ!!あり得ない!!
目的は、なんですか?
頼みがあるなら、こんな回りくどくしないで、ちゃんと言えばいいのに!!」


なんだ……この、警戒心の塊は……





土「俺… 結構、傷つくぞ!?」




七「ん?どうして?
私の方が傷つくよ!!
もう!!あっち行ってよ!!」



シッシッと追いやられ、船内に戻る



沖「手こずってますねぇ~
ふふっ 僕が七重の気持ち聞いてきましょう!!」


ばったり総司に出くわす、というよりは
見てただろ?この野郎!!


沖「七重!!」

コテン


七「おどかすな!ばか!」

気配を消し、覗く


沖「へへっ 久々にやられたなぁ」

七「沖田、体調は?」

沖「船酔いです…なので、風に…へへっ」

七「ねぇ?あっちの七重は、幸せそうだった?」

沖「ええ、幸せそうだったよ!
どうして、土方さんを殺そうとしたの?」


おいおい……

気持ちを聞くって、そこか!!


七「あ~ 土方さんに虐められてたの」


え?


沖「えー?土方さんは、昔クソガキだったって聞いたけど、弱い物イジメはしないでしょう?」

七「人に対しては、ね?
ほら?猫でしょ???
昔は、よく本物の猫になってたから
土方さん、猫嫌いなんでしょ?
よく、棒で叩かれてたもん…
だから、人嫌いになっちゃって…
それからは、人の姿でも虐められるようになってね…ますます人嫌いになって
だけど、七重…烝さんと幸せだったんだね
私が、ちゃんと記憶消してたら…」


猫かよ!?確かに、あっち行けって
棒で叩いたなぁ

振り回したら、当たったが正しいが…



沖「どうして…山崎くんの後を追おうとしたの?まだ、好きなの?」


総司!!! そこ!俺も引っかかってた


七「好きだったよぉ?でも、あの時は
無意識だった…だって、私が殺したんだよ
烝さん、七重を守ってくれてたんだよ
なのに七重と烝さんを引き離しちゃって
酷いよね……私」


沖「やめなよ… 七重って呼ぶの
あっちは、渉でしょ?
君は、七重!!
これから先、七重は女の子として
ちゃんと幸せになりなよ!!
好きなんでしょ?土方さんのこと」


七「沖田… 
土方さんってさぁ…
なんであんなに余裕綽々なの?
自信たっぷりで、私……
騙されて、捨てられるんだよ?きっと…
他に女ができたとか…
すぐにポイッてするんだよ?」

沖「あはははははっ
そう見えてるんだ!?
土方さん、すごく必死だよ!?
かっこ悪いくらい!!
七重しか、見えてないよ!!
それに、一途なんだから!!
君が山崎くんと恋仲の頃も、ずっと想い続けてるんだから!!安心して!!
あ!!もし、浮気したら、僕のお嫁さんになるといいよ!!」

七「ふふっ沖田、土方さんのこと好きなんだね!!」

沖「いえ、近藤さんの方が好きです」


総司~!!!


七「ありがとう沖田…」

沖「素直になりなよ!
生きてるうちは、笑ってないとね?
死んだ仲間の分も、幸せになろうね!
お互いにさ!?」


結局……


よくわからねぇなぁ……