*武士の花*~花は桜木、人は武士~

やはり…


土「おい!少し休め!!飯食ってこい!」

七「食欲なくて…それに、なにかしてる方が、楽なの」

前にもそんなこと言ってたなぁ

土「なぁ…江戸についたら
松本先生のとこにいくのか?」

七「他に行くとこないもの
あっ!慶喜様と辰巳達に会わないと!
あぁ…椿や女将さんにお別れしなかった」

土「悪ぃな、医術に明るい奴がすくねぇからな…
七重… 頼みがあるんだ…」

七「……嫌な予感しかしないけど?なに?
どうせ、ろくな頼みじゃないんでしょ?」

土「ちょっと女らしくなったと思えば
すぐこれだ! ったく!!」

七「だってぇ!!土方さんの頼みなんて
ぜぇーーーったい、ろくなことない!!」

土「ふん!!そんな、難しいことじゃねぇ
姉に会いに行くとき、ついてきて欲しい」

七「姉?」

土「その……恋仲として……だ/////」

チラッと七重を見ると

俺以上に茹で蛸

なんだよ、いつもみたいに嫌味とか

言われた方がいいな……

調子狂うじゃねぇか!!


土「い……嫌か?」

七「え!?……いや、その……
私、ガサツだし、女らしくないし……
えと……たまに、土方さん……
からかってくるけど……そうゆうの
期待するってゆうか……誤解招くから
うん!やめた方が良いよ!!」

土「は? ……からかってねぇけど」

七「人違いとか、してない???」

土「は?俺…ずっと渉のときからお前が好きっつってんだろ!!」

七「わわわっ私は、嫌いって言ったもん
だから、嫌われてると思って……」

コイツ……

俺の言葉を今まで、全く理解してなかったのか?

土「今度こそ、俺のそばにいろよ!
逃げても無駄だ!!俺は、お前から離れるつもりはねぇからな!!」

七「/////」コク

土「ちゃんとわかってんのか?
夫婦になろうって言ってんだぞ!?」

七「え!!! そうなの?」

驚きすぎだろ!!
わかってなかったか……

土「嫌か?」

七「嫌かどうかもわからない」

土「は?」

七「とりあえず、お姉さんに会いに行くのに、ついて行けばいいのね!!
わかった!!ちゃんと、女らしくするから
任せといて!!」




バタバタと船内へ戻っていく

呆然と後ろ姿を見送る


近「大変だなぁ……」
沖「僕のお嫁さんになればいいのに……」


!!!!!!


土「うわぁ!!!いつからいたんだよ!」

近「最初から」

沖「僕達、船酔いで風にあたってるんです
すっかり船酔いもどこかに行きましたけど?」

近「……てっきり、もう恋仲とばかり
なぁ?」

沖「えぇ、土方さんが、こんなに相手にされてないとはねぇ…」

近「七重があんなに鈍感だとはな…」



土「そんな目で見んな!!!」


可哀想だと言わんばかりの目で俺を見続ける




勘弁してくれよぉ