置屋に戻った弘吉は、女将に頭を下げた

その横に並び、俺も頭を下げた


「引き留めやしないよ!
やりたいことをやりな!借金があるわけじゃないんだ!渉も、好きなことしな!」


女将は、俺もついでに行けという


「俺は…旅に出ようかと」

弘・女「「どこに!?」」


「決めてない」

女「あんたって子は!!!」

弘「何で急に!!」


「んーー思い立ったから?」


にこりと笑って見せる


そういえば……


最近、見えないなぁ


斬られるまで、頻繁に見えてたのに





まぁ  いいけど



翌日



弘吉の入隊が決まった


土方さんから渡された、羽織に袖を通す



あっ!!




前に見た!!



ふふっ




「似合ってるよ!」

弘「ありがとう!!」








「七重!!」