*武士の花*~花は桜木、人は武士~

茹だる暑さも早朝は、少しマシ

出動要請を受け、待機している



頭の中には、街が燃える



渉の言葉が頭をよぎる







渉を身請けなんて、させるかよ!!













必死で長州の奴らを追いつめた














長州の奴らが逃げる際に、火を放った


風が強く、あっという間に火が広まる


防げなかった……














そして…














逃げる長州の男を見つけ、刀を振り下ろした














俺が斬ったのは、桜…… 渉だった








?「桜!!どうして!!」







肩から背中にかけ、ザックリと切れ

大量の血が流れる













長州の男を刺し、渉を抱き起こし

顔を見る



「ありがとう」




嬉しそうに微笑んだ







「馬鹿野郎!!死なせねぇよ!!
芹沢さんだって、迎えに来てねぇだろうが!!」






渉から、だらりと体の力が抜ける