with tears ・※*。゚涙をためて



「暗いし送るよ。」


上野先輩は自分の荷物を持ち上げて私の隣まできた。




「駅近いんで大丈夫ですよ!」

私は体育館のドアを閉めて荷物を持とうとすると、荷物がなかった。



「いや、女の子を一人で帰らせるとかあり得ないから。」


上野先輩はわたしの荷物を持っていた。


駅はほんとうに近いのに…。



「ありがとうございます。」


言ってもひかないと思ったから、お言葉に甘えさせていただこう。