赤いアネモネ


「由奈!手術成功したんだね!歩けるの?」

会ったとたん亜利砂は私の足ばかり気にしてくれて、目の前にいる男を紹介してくれない。

「亜利砂、この人誰…?」
「長井朔斗、隣のクラスの人。うちら2年の学年で一番カッコいい人らしいよ。」
「そうなんだ。ごめんわからなかった…」
「由奈はそういうのうといからね~」

私と亜利砂がぼそぼそ話していると
長井くんのおばあちゃんと思われる人が……

「朔斗のお友だちかい?」

私に言ってるのかな……

「ばあちゃんの友達の石田さんの孫と。その友達の皆川さんだよ。」

すかさず、長井くんが説明を入れてくれた。
私の名前知ってるんだ…