緑に囲まれた小さな田舎町に一つだけある、緑ヶ丘学園に通う海野ほたる17才。

幼馴染の美幸と健斗、その緑ヶ丘学園に宮東祐吾が転校してきた。

ほたるは10年前の交通事故で、7才前の記憶がなかった。

転校生の宮東祐吾、美幸、健斗の間に何があったのか。

ほたるの家は家族で民宿をやってる為、ほたるも手伝っていた。

父親が交通事故で車の運転が出来ない為、祐吾の運転手の青木さんに民宿の買い出しを頼む事にした。

あの交通事故で何があったのか、美幸と健斗の様子もおかしい。

幼かった子供の頃の些細な行き違いが、祐吾の心を傷つけていたとは。

お金持ちの家に生まれながらも祐吾は決して幸せではなかった。

祐吾と運転手の青木さんが兄弟だったと言う真実。

例え祐吾の事を思い出せなくても、これから新しい関係を築いて行けば良いのだ。

ほたるの夢は祐吾と二人で民宿をやっていく事だった。