「うーん、朝かぁ。スッキリしないけど・・・あれ?鎖が取れてる、置き手紙だ。」
[起きたんだな?俺は夜行性だ、この時間は寝てる。起こすなよ、あと鎖は取っておいたから。自由にしろ、でもこの部屋から出るな]
「面白いわね。フフッ。今頃村は大騒ぎかな・・・」


「起きろ・・・」
「えっ・・・寝てたのね、もう夜か・・・(ギュ)えっ!?」
「すまん、もう限界だ…お前が好きで誘拐しちまった。」
「す、好きっ!?どうして私を・・・?」
突然の告白
頭が混乱する
でも、不思議に包まれる

「お前が14の時、バラ園で恋に堕ちた・・・人間とヴァンパイア。叶う事の出来ない恋だと気随ていたんだ・・・でも、お前と目が合ったら余計に苦しくなって・・・村人を誘拐して、お前の事を聞きだしたでも、そいつらを殺してしまった・・・」

「そうなんだね。あの時の吸血鬼さんか、グレーは。もう4年も会えなかったんだ」
グレーを抱きしめる
彼の温もりを感じる
「私の血をグレーに与えるわ。でも、村に・・・」
「村はもう無いんだ・・・大火事で燃えたらしい」
「そんなっ・・・」
皆に会えないんだ
凄い苦しくなって来てグレーを強く抱きしめる

「大丈夫だからな?」
「皆に会いたいよ」
弱音が漏れる、でも彼は受け入れてくれる。
それが何よりも嬉しくて、涙がにじむ
そして
「血飲む?」
「いいのか?」
「えぇ。」
「(ガブッ)」
「痛っ・・・」
血を飲まれる
でも、彼の温もりが・・・
「ありがとう」
「グレー、愛してるわ」

そして、二人は結ばれた
幸せになれた
でも、この幸せは続くのか・・・



グレー「見てくれてありがとな!次回からは新婚シリーズだぜ。是非見てな。」