こっちを向いてよ




次第に、キミからも声が漏れる。


キミは、苦しく、でもとびきり甘く喘ぐ。


その声だけで、あたしは狂ってしまう。




「もう……だめだ………」

キミがそう言った瞬間。

全身に電気が走った。




でも、それは幸福には変わらない。


今までも、これからも、きっとそう。