次の日駅に行くと、

電車の中に神崎がいた。



「神崎、えーと、おはよ。」


「はよ。」



な、なんて気まずいの?!



「で、考えてくれた?」


「なにを?」


「俺と付き合うかどう.....」



ばしっ!



とりあえず神崎の口を押さえる。



ぺろっ。



な、なめてきやがった!

私の手を!



くっ.....



「嫌いじゃないから!」


「じゃあ、好き?」


「す、き.....」


「なんて?
聞こえなかった。」



はぁ?

私が勇気をふりしぼったというのに!



「もう1回言って?」



ニヤニヤしながら聞いてくる。



絶対聞こえてたでしょ!

もう.....



「好き、だよ?」



ちゅっ。



「知ってる。」




こうして、
私達は付き合うことになりました。




〜end〜