次の日、部活を終えてから私は走った。

神崎を見つけるために.....



ちゃんと蒿くんに神崎の家までの地図はもらったから大丈夫!



「はぁはぁはぁ.....」



走るのしんどい.....

もう、無理なのかな?



と思ったその時、



見覚えのある姿を見つけた。

ここは神崎の家の近くの公園。



「神崎、やっと見つけた。」


「え、由奈?!」


「なんで部活休んだの?」


「こんなカッコ悪いとこ、お前に見られたくなかった。」



いつも、こうやって神崎は、自分から寄り添って来てくれて、

手を差し延べてくれるのに.....

私がそれに応えたことがあったの?



私だって、向き合うって決めたから。

神崎の想いにも、

私の想いにも.....



私は、きっと神崎が好き。